24時間365日稼働している救急医療施設。
患者の急な容態悪化や事故に遭って緊急の処置が求められる患者を救う場所で、命を救う業務の一端を背負っているのが救命看護師です。
看護師を目指す人の中には救命看護師を志している人もいるのではないでしょうか。
救命看護師の業務内容は運ばれてくる生命の危機に瀕する症状が重篤な患者に対し、医療的処置を施したり、医師が行う医療的処置の補助をしたりします。
患者の症状が持病の悪化なのか、突発的な何かが身体の中で起こったのか、事故に遭ったものなのか。専門性が求められ、緊急性の高いものばかりなので、調べる時間はありません。
今まで得た知識や経験を総動員して考え、処置のために行動に移さなければなりません。
周囲とのコミュニケーションもしっかり取る必要があり、経験・知識・コミュニケーション力・行動力など様々な力が要求されます。
また、救命医療施設だけでなくドクターヘリに乗ってヘリ内での医療的処置をしたり、災害現場に赴き被災者の看護をしたりもします。
活動の範囲は救命医療施設だけではないので、場面に応じた臨機応変な対応も求められます。
実際に救命医療施設で働く人の中には、一瞬の判断が患者の生死を決するものであることにプレッシャーを感じ押しつぶされそうになる人もいます。
しかし、その分患者が回復し笑顔になっているのを見ると、改めてやりがいを感じ頑張る気持ちになるそうです。
重大な役割を背負う分、達成したときの喜びや嬉しさはひとしおなのです。
重篤な患者の処置を迅速に行う救命医療施設。
救急看護師として活躍するには、まず経験や知識をしっかりと付ける必要があるでしょう。